ネットワークビジネス、勧誘する人、断る人もこれだけは覚えとけ
友達や身内、交友関係の広い人ほど一度はネットワークビジネス(マルチレベルマーケティング、以下MLM)のお誘いを受けたことはあると思います。
MLM(一般的に有名なハーバライフ、ニュースキンなど老舗も含め、まだ聞いたことさえない会社も含む)は日本では”ねずみ講”と呼ばれ友達や信頼を失う職業のイメージが非常に強いです。
しかし外国では割りとポピュラーなビジネスのシステムの一つです。
日本国内での実情
さて、日本では実際のところどうなんだろう…
「儲かるよ」と誘われて入会したけど、結局儲かる前に心が折れて辞めてしまう人のほうが多いのではないでしょうか?
そもそも儲かるのか?儲けるために何故こんなに出費があるのか?
その出費が少しなら授業料で済みますが、商品を抱えて、果ては無理なお金を使ったりして諦められる金額でないこともあります。
そして勧誘した人を恨んでしまうことになり、不幸な人間関係が生まれ続けているのも否めない現実です。
見切り発車のMLM 無知が生み出す負の連鎖
誘う側も誘われる側も、お互いに無知ではお話になりません。
互いにどんな気持ちが交わるのか、立場になって考えてみましょう。
誘う側の気持ち
子分を増やさないことには儲けが出ないので入会させることに必死です。
「良いことばっかり言ってなんとか入会してもらおう」
「自分では誘いきれないからセミナーに参加してもらって良いこと聞いてもらおう」
「少額のお金を出資するだけで儲かるの、とりあえず私を信じて入会して!!」
そして断られると
「この人は私を信じてないのね。もう友達じゃないわ」
誘われる側の気持ち
一方、誘われる側の気持ちは
「こんな胡散臭いものを私にすすめてきたわ」
「詳しくは分からないけど、何だか儲かりそうだ」
「説明会なんて興味も入る気もないし面倒くさい!だけど一回だけ顔出せば良いか」
そして説明会に行くと
「しまった!!断りづらくなってしまった!」
これがMLMに対する無知な者同士の心の中です。そして負の連鎖は続きます。
まずは理解する姿勢 決して共感ではない
勧める側はメリットだけしか全面に押しません。
「儲かるから!」とか、「信じて!」とか「これはすごいの!」とか、とにかく”側”だけの話ばかりでリスクや根拠を具体的には話しません。
そして勧められた側も、最初から
「これは”ねずみ講”でしょ、今時マルチなんて儲からないもの。手を出すわけないじゃない」
と、内容を理解することなく聞いたときから全否定。
断る理由になっていない状態で「No!!!」を出せば当然カドが立ちます。
まず相手が仲の良い人であるなら尚更、勧誘する人も、断る人も、その会社のメリット、デメリット、事実に基づいたものを理解してからであれば、どちらにとっても人間関係の破綻にまではならないと思います。
メリットデメリットを精査した上でメリットが勝れば入会すれば良いでしょうし、デメリットが勝れば脱退を進めるのも選択肢の一つです。
まずはお互いに冷静に話を聞ける状態を作れることが大前提になりそうですね。
もし、デメリットを話さない、指摘しても聞く耳を持たないようなことがあれば会話は破綻してしまいます。
そのような場合は、ただ「入会させたい一心」なので近づかない、そっと離れることが重要です。
まとめ
ネットワークビジネスは子分を作れば作るほど儲かるシステムが多く見られます。
ですが入会する人は実情を理解せず「なんとなく儲かりそう」で入会する人がほとんどです。
メリットからデメリットまでを考えれば結果は変わるかもしれませんが、勧誘する側がメリットしか話さそうとしないのも問題の一つです。
もし本当に良いサービスなのであれば勝手に広まっていくでしょうし、そうでないなら「何かある」のかもしれませんね。
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