子供を産んだ後の身体的な変化とは
子供を産むと、女性の身体には多くの変化が現れます。
身体的な変化は妊娠期間中から出産後まで続きます。
今回は子供を産んだ後の身体的な変化についてご説明します。
体型の変化
子供を産んだ後、体型が変化することが多くありますが大部分の原因は骨盤の変化にあります。
妊娠期間中についた体重が減らないままでいることもあり、お腹周りが引き締まりにくくなったりすることもあります。これらの変化は、個人差がありますが適度な運動やバランスの良い食事を心がけることで改善されることがあります。
変化した骨盤は一年を目処に元の骨盤に戻る力を失うそうです。
体力の変化
出産後は、体力が低下する傾向があります。
出産による疲れや育児による睡眠不足が原因です。
しかしストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されることが多く見られ、これにより母親の身体はよりリラックスしやすくなり、少ない睡眠で活動できることにつながる場合があります。
肌の変化
妊娠中には、肌のトラブルが増えることがあります。例えば、ニキビや乾燥、色素沈着が起こることがあります。
出産後も、ホルモンバランスが整うまで肌のトラブルが続くことがあります。
人によってはホルモンバランスの崩れが原因で胸毛が生えたり毛が濃くなったりすることもあるようです。
腰痛や関節痛
妊娠中、胎児の成長に伴い骨盤や腰に負担がかかります。
これにより、出産後も腰痛や関節痛が残ることがあります。
適度な運動やストレッチ、整体などを取り入れることで改善することができます。
乳房の変化
産前、産後から母乳を分泌するために乳房の形や大きさに変化が現れます。
まだ目の未熟な赤ちゃんが乳房を見つけやすいように色素沈着が代表な例です。
母乳を与えることで乳房の形や大きさが戻ることがありますが完全に元の状態に戻らない場合もあります。
また、母乳を与えることにより乳房に痛みや腫れが生じることがあります。
母乳を与える前に乳腺マッサージや保冷剤などを使って乳房をマッサージすることで痛みや腫れを軽減することができます。
更にはマッサージをすることで出が良くなる場合もあります。
心理的な変化
出産後には、心理的な変化も現れることがあります。
育児に関して不安やストレスを感じることがあるほか、子供との関係性が変化することによって自分自身のアイデンティティを見直すことが必要になる場合もあります。
これらの変化は、カウンセリングやサポートグループの参加などを通じて、適切な対処法を見つけることができます。
産後1ヶ月は家に篭りっきりの生活が続きますし相談できる人が少ない人も多いと思います。
妊娠中から地域でどんなサポートがあるかチェックすることがとても重要です。
まとめ
これらの変化に対して適度な運動やバランスの良い食事を心がけることで、改善することができます。
また、身体的な変化に加えて心理的な変化もあることを忘れずに自分自身のケアを行うことが大切です。
慣れない育児に追われ自分のケアが出来なくなると子どものお世話もままなりません。
今では地域で育てる育児は減ってきていますが、まずは相談できる人、サービスなどをしっかりチェックして心と知識の準備をすることが重要です。
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