血液型と腸内細菌は密接な関係にあった
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皆様ご自分の血液型はご存知ですか?
私は20歳になった時に血液型検査をして始めて知りました。
今回は最初に血液型について、次に腸内細菌との関係についてご説明したいと思います。
諸説あるうちの一説だと思って読んでいただけると幸いです。
血液型の歴史と種類
実は血液型の歴史はまだ100年程度のものなのです。
血液型は1900年にオーストリアの医学者「カール・ラントシュタイナー」によって発見されました。ラントシュタイナー博士はABO型式血液型を発見し1901年に論文を提出し、1903年にはノーベル生理学・医学賞を受賞しています。受賞当時はまだA型、B型、O型の3種類とされていました。その数年後には4種類目のAB型が追加され現在の血液型が全て発見されました。
1937年にはラントシュタイナー博士と弟子のアレクサンダー・ウィーナーと共にRh因子を発見しRh+やRh-とより詳しい血液型の検査が可能となりました。
ちなみに日本人の99.5%はRh+だそうです。
血液型検査
一昔前までは生まれた時に血液型検査をしていました。
ですが生まれたての赤ん坊には”へその緒”を通して母体のデータが残っているそうで正確な血液の検査が出来ないとのことで近年では生まれてすぐは血液検査をしないことのほうが多くなっているようです。
赤ちゃんの血液型を検査して正確にわかるのは4歳以降だとされています。血中の抗体が体内でできあがるまでに約2~4年が必要です。
生まれてすぐに血液検査をしますが、これは先天性の病気などの検査が目的ですので正確な血液型はこの時点ではわかりません。
まだまだこの時に血液型が知れると思うパパ、ママは多いようですがあと数年お待ち下さい。
ちなみに検査費用ですが、子供~大人まで全額自己負担で1,000円~3,000円で調べられるようです。
血液型別の一般的に言われている特徴
※あくまで一例ですので、これが正しいと言うことではありません。
個人的な見解が強いこともあるので注意
AB型
- クールでさっぱりしている
- やや複雑な性格
- 繊細で傷つきやすい
- 二面性がある
- ナルシスト
- 飽きっぽい
- 趣味が広く他人の干渉を嫌う
A型
- 神経質
- ルーチンワークが得意
- 潔癖・綺麗好き
- 勤勉で持続性がある
- ヒステリック
- 突然怒り出す
- 口うるさく細かいことに文句をつける
- 外面が良く口約束が得意
- 綺麗好きと言われるが実は綺麗好きではない
- だらしない
B型
- マイペース
- 楽観的
- 考えが柔軟で常識にとらわれない
- 人がよく騙されやすい
- 無神経で思うことをストレートに言う
- 浪費家
- 大雑把
- さみしがりや
O型
- 現実主義で野心家
- 子分の面倒見が良い
- 亭主関白
- ロマンチスト
- 大雑把と思われがちだが実は細かい
- 共有部分は綺麗にするけど自分のスペースは汚い
- 派手好き
- お腹が弱い
どうでしょう、「こんなの違う」と思った方、その通りでございます。
あくまで一般的に言われているイメージにすぎないのです。
しかし、このイメージがどのようにして定着したのか。
後にお話します”腸内細菌”と密接な関係があるかもしれないことを頭の片隅に置いといて下さい。
血液型によって腸内細菌が違う?!
”腸内細菌”とは何か
腸内細菌とは人や動物(哺乳類)の腸内に生息する細菌のことです。「ビフィズス菌」や「乳酸菌」なんて言葉を聞いたことはありませんか?これらは人の腸内に生息する細菌の一種です。
その数は500兆~1000兆個、重さにすれば1.5~2kgと言われています。そして、その腸内細菌は血液型によって生息する細菌が多少異なることが発見されています。
腸内細菌の違いを血液型別に、過去の歴史、習慣とともに紐解いてみましょう。
O型
現在、人類は最初に「O型」を獲得したと考えられており、約4万年前にアフリカで生まれたクロマニヨン人が祖先と言われています。
陸地が続く大陸で狩猟をしながら生活し、肉を食べて生活していました。肉などの動物性蛋白質を消化し、体内に吸収しなくては生きていけない状況で体は変化をしました。
動物性蛋白質を消化する微生物との共存を始め、その微生物こそが「腸内細菌」。その限られた環境下でO型は肉を消化しやすい腸内細菌が増えたとされています。
これがO型の「狩猟民」との言われです。
やがて寒冷、マンモスなどの食物の減少、絶滅にともなって移動を始めます。
A型
およそ2万年前、アジアへ移動した人類の祖先は今までの不安定な狩猟生活から定住生活へと移り変わります。
農耕、牧畜、計画的な食物の確保、貯蔵が始まり、より多くを人口を養うことが可能になり、この農耕革命により多くの人が定住し文明が発達していきました。
農耕には多くの水が必要で多くの都市は河川の近くで発達し、農作業には天候や収穫時期などの調整が必要になりより多くの知識が必要になりました。
食べ物は「肉」から「穀物」へと変わり、肉を消化しやすい腸内細菌が減り穀物を消化しやすい腸内細菌が増え、これがA型の始まりと言われています。
そして、これらのことがA型の「農耕民」との言われで、「持続性や計画性がある」といったことの由来でもあるのかもしれません。
知識も増え、人口も増え、人は山に向かうことに。
B型
農耕には広く、適した土地が必要になる。人口にも飼育できる家畜の数にも限界があり、それを解決するために一部の者は今までの定住生活ではなく移動生活に移りました。
これが「遊牧民」の誕生と言われています。
草原や山岳、広い土地を利用して牧畜の専業化が始まり、家畜が餌となる草などを食べ尽くさないよう、気候の変動にともなって1年を通して何度か移動し生活をしました。
それに伴い限られた資源で生きなければならない環境では、家畜の乳や肉を主な食べ物にしていたと言われている。もちろん時に魚を食べたりしていたが、穀物などを安定的に入手するのは困難であった。その為、大型動物(牛や馬)の家畜化を確立していた遊牧民はその移動性を活かして毛皮や岩塩などを商材とし、定住民と交易を行い必需品を獲得していたとされています。
冬場は手に入る資源が特に限られており肉や干し肉を、そして1年を通して乳製品(バター、チーズ、乳など)を食事としていた。食事の変化に伴い、穀物を消化しやすい腸内細菌から乳製品を消化しやすい腸内細菌へと変わった。これがB型の誕生と言われています。
が、しかし、遊牧民にも「乳糖不耐症」はいるらしい。
※乳糖不耐症とはざっくりですが、乳糖を含んだ(牛乳など)ものを消化できず、消化不良や下痢などを起こしてしまう。
動物を扱うことで「柔軟な思考」、遊牧民から「マイペース」なんて言われたりするのでしょうね。
そして全ては混じり合う。
AB型
「AB型」の歴史はまだ1000年程度です。
人は技術の発展とともに様々な移動手段を得て、より遠方へ行けるようになります。
交易が盛んになり食の多様化が進むと腸内細菌も1つに特化することができなくなりました。
そしてA型とB型の”カラダの交易”によりAB型が誕生したとされています。
少し長くなってしまいましたが「A型」、「B型」、「C型」ではなく「O型」、そして「O型」が全ての始まりと言われています。O(オー)=0(ゼロ)と考えると少し納得がいきます。
血液型の起源や歴史には未だ謎が多く、決まった答えがない状態です。現在最も有力な情報を元にしていますが、今後の更なる発見に目が離せませんね。
血液型によって得意な食べ物がある?!
察しの良い方はお気づきかもしれませんが、得意な食べ物は血液型の起源と関係していると言われています。
もしかしたら得意な食べ物はダイエットに効果があるのかもしれません。
- O型は肉などの動物性蛋白質
- A型は豆などの植物性蛋白質
- B型は乳製品が得意
- AB型は「これが」ってものは特に無い
比較的得意なだけで、もちろん個人差はあります。特に乳製品は不得意な方が多く、「人類が乳を飲めるようになったのはここ1万年の話」と言われるくらいです。
体が受け付けない場合を除けば、多少不得意だとしても美味しければ食べたくなりますもんね。
まとめ
人は進化をしてきました。そして、腸内細菌もまた進化をしてきました。「腸は第二の脳」と言われるくらい人を形成する上で密接な関係にあります。
もし健康に気を使うのであれば、腸の状態も気にしてみてはいかがでしょうか?
腸が元気になればきっと体も元気になります。
腸の環境が変われば性格も変わるかも?!
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